「すみません」
「忘れてました」
という言葉を使えるようになって、生きていくのがすごく楽になった経験があります。
それまでこの言葉を使えなかったのは自分にプライドがあったからですね。
そしてそのプライドが故に、失敗を自分で認めてそれをさらに人から咎められるのが嫌だった。
そういうみっともない理由です。
締切に追われ、でもできない。
逃げられないところまで追い詰められて追い詰められて、それでもできなかったことがあったんですよね。
地元の手伝いに関してのことですから、そこまで気負わなくてよかったとそれ以降は思えるようになりましたが、当時この件に関わっていた年上の人に良い顔をしたくてなんとかしようともがいていました。
どうしようもなくなって、ある意味開き直って「すんませ~ん」「できませんでした~」とその人に言ったところ、相手は別に怒りもせずにニヤリと笑って「できませんでしたって、お前な~」って。
それから期限を延ばしてもらえ、なんとかできたら良かったんですがそうこうするうちに別の人が助けてくれて私のいい加減さは有耶無耶に。
そのときに気持がすごく楽になったのがわかったんですよ。
それからはこれらの言葉を応用して、それまでは思いつめていたようなことも
「まあ最悪でもなんとかなるわ」
と思えるようになりました。
おおげさではなく本当に生きることが楽になりました。
もろにサボりの口実にするのは良くないでしょうけど、生真面目で損をしがちな性格の方は、プライドをいっとき忘れてストレスから逃れるためにこんな言葉を使てみるのもいいのではと思います。
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